第1期 セミナーとレクチャー 活動①シンポジウム「アート、記憶、政治---あいちトリエンナーレから一年に考える」
象徴的な価値を帯びた表現媒体としての「芸術/アート」は、その成り立ちにおいて政治的な存在です。社会におけるアイデンティティのありようが複雑化する今日、アートのもつ政治性は時に先鋭化し、予期せぬ軋轢にも繋がります。このシンポジウムでは、アートと政治、歴史の記憶をめぐる問題を、昨年の「あいちトリエンナーレ」に参加した小田原のどかさん(彫刻家)ら関係者のご報告を軸に、ディスカッサントに現代美術研究者の池上裕子さん(神戸大学准教授)も迎えて、語り合います。